
ご存知ですか?かつて学校健診で義務づけられていた色覚検査は、平成15年から行われなくなりました。 しかし現実には、男子では20人に1人、つまり1学級に1人の割合で先天色覚異常の人がいます。検査を受けない限り、本人は症状を自覚することはありません。また、女性には色覚異常は少ないとはいえ、10人に1人が遺伝的保因者の可能性があることを、どれだけのお母さん方が知っているでしょう? 社会には色によって情報を判断しなければならない場合がたくさんあります。本人、親、そして学校の先生が色覚異常に気づいていないと、専門教育を受けたり職業を選ぶ上で大きな問題を生じることがあるのです。 色覚異常は治療を要する病気ではなく、その人の個性というべきものですが、知らずに放置しておくよりも、その特性を早く知り、社会に適応していくことが重要ではないでしょうか。 私が学校医を担当している小学校では、4年生を対象に、保護者からの希望を募って、色覚検査を実施していただいております。 |